田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

自治体5

自治体で働いていると、「公務員たるもの、常にドレスコードを守れ」という市民からの圧力を常に感じます。

 

男性であれば革靴、女性であればパンプス(ヒールは逆に駄目)を履いていないと即クレームになりますし、いまだにクールビズを批判して「夏でもネクタイを締めろ」と主張する方もざらにいます。

 

服装に対する苦情が後を絶たないため、人事課も頻繁に職員の服装をチェックしなければならず、まるで中学校の生徒指導のようでした。

 

これまで自治体職員として働いてきて、このような状況がずっと当たり前だったため、今までは疑問に思うことすらありませんでした。

しかし本省で働いてみて、出向者と比べて官僚の皆さんの服装がかなりラフなことに、私は衝撃を受けました。

 

同時に、非合理的なほどに着飾ること、そして職員の服装に目くじらをたてる市民への配慮の無意味さに、気がつきました。

 

出向を終えて自治体に戻ったら、ほかの職員にも「官僚の服装は合理性・機能性重視でラフだった」と伝えたいと思っています。

「一部のうるさい市民の目」よりも「業務効率」を優先する職員が少しずつ増えれば、厄介な現環境を変えられるかもしれない、そう期待して……