田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

官僚7

まず、総合職採用の職員が転職する場合から見ていきます。

 

総合職の場合は民間企業への転職が圧倒的に多いです。

近年は特にコンサル業界が多いほか、退職後に公認会計士などの難関資格を取得して専門職として大手企業に入社するケースも多いようです。

 

コンサル業界は、官僚に劣らず激務で知られています。

ただし待遇は段違いです。うまくいけば30歳前後で年収1000万円も夢ではありません。

 

さらにコンサル業界は、官公庁からの仕事も多数受注しています。

そのため、立場は変われども、公益的な仕事に引き続き携わることが可能です。

つまり、官僚からコンサル業界への転職は、官僚としての志を曲げることなく、待遇を向上できるのです。

 

コンサル側にも、元官僚を採用するメリットがあるのでしょう。

重要顧客である本省の事情を知っているとか、人脈があるとか……こういう要素を期待して採用しているのではと思います。