美食1(赤坂・長寿庵)
3月31日の夕食のこと。
引継ぎがあまりに濃厚だったせいか、夕飯はあっさりとした蕎麦が無性に恋しくなりました。
というわけで、ホテルの近くにあった「長寿庵」さんにお邪魔しました。
「あっさりした」お蕎麦を求めて入店したはずだったものの、人間の意志とは弱いもので……店内に漂うカレーの芳しい香りに魅了されてしまい、私もカレーせいろを注文。
カレー鉢の奥に隠れているのは薬味の葱です。
最初に少しだけカレーのほうを口に含んでみたら、あまりの熱々さにびっくりしました。
考えてみれば、このカレーは単体で頂くものではなく、蕎麦を頂くためのつけ汁です。
細め柔め、水でしっかり締められたお蕎麦に絡めてやることで、適温になります。
箸が止まりません。
カレーの中にはひき肉と玉葱が入っています。
特筆すべきは玉葱。大きめに切り揃えられており、しゃきっとした歯ごたえが残っています。
薬味の葱とは異なる、影の主役のような玉葱でした。
蕎麦を全部頂く頃にはカレーも適温になっており、飲み干してしまいました。
非常に美味しかったです。機会を見つけて再訪しなければ……
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