田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

自治体

自治体12

淡々と更新している本ブログですが、12月に入ってから突然PV数が伸びました。 4月〜11月は毎日1桁しか閲覧されていなかったのに、12月に入ってから100PVを超える日が出始め、中旬以降は毎日安定して200PV前後で推移しています。 流入元はほと…

業務50

「役所もペーパーレス化せよ」という声は、これまでかなりの長期にわたり、役所の外からも中からも上がっています。 少なくとも私が入庁した頃の新人研修で「コピーも印刷も最小限にすべし」と指導されました。 しかし実際のところ、紙の使用は全然減ってい…

自治体11

自治体の人事では「兼務」という状況がよく起こります。 特に管理職に多いです。 これは、職員数が今よりもっと多かった時代に、高齢期の職員をなんとか管理職に引き上げるために乱造された「なんちゃって管理職」のポストが残っているせいです。 今は職員数…

自治体10

自治体の担当者から見ると、要望先省庁の担当課に自自治体からの出向者が在籍している場合、その出向者を要望にどう絡ませるかという判断が生じます。 これは自治体ごと、担当者ごとに様々です。 要望内容を練るために出向者をスパイのように使い、出向先省…

自治体9

同じ公務員であっても、本省勤務の国家公務員と地方公務員では、結婚のあり方が全然違います。 本省勤務職員の場合、これまで紹介してきたとおり、パートナーは家事に専念せざるを得ない状況です。夫婦ともにフルタイム勤務は相当厳しいでしょう。 一方、地…

自治体8

国が開催する「自治体向けの説明会」は、自治体側からすればありがたいものです。 説明会の中身が重要……というわけではなく、説明会と称して「半強制的に東京出張させられる」のが非常にありがたいのです。 役所の予算では、「旅費」は必要最低限しか認めら…

自治体7

自治体職員の場合、スケジュール管理は紙媒体(手帳か卓上カレンダー)で行うしかありません。 どれだけスマートフォンのカレンダーアプリが進化しようとも、ずーっと紙媒体でしょう。 なぜなら、自治体職員は役所内にいる間、スマートフォンを触れないから…

自治体6

このブログの読者の大部分は現役地方公務員だと思われますが、もしかしたら公務員以外の方もいるかもしれないので、ここで地方公務員の残業代支給事情について軽く触れておきます。 最初に断言します。 地方公務員はサービス残業しまくっています。 「現在の…

自治体5

自治体で働いていると、「公務員たるもの、常にドレスコードを守れ」という市民からの圧力を常に感じます。 男性であれば革靴、女性であればパンプス(ヒールは逆に駄目)を履いていないと即クレームになりますし、いまだにクールビズを批判して「夏でもネク…

自治体4

私の自治体から届いた人事・福利関係のメールの中に、面白いものがありました。「職員の外食自粛」です。 そもそもの発端は、「自粛要請の大元である行政関係者が、堂々と街中を出歩いて食事しているのは許されない!」という市民からの怒りの声。こういう意…

自治体3

私の自治体でも、地元メディアが 地元国公立大学の市役所・県庁受験者の減少が止まらない これまで行政を支えてきた地元人材が流出 公務員の質の低下 などと盛んに報じています。 正直、新規採用職員(大卒)の内訳をみると、地元国公立大学卒が減少し、あま…

自治体2

私の自治体では、ゴールデンウィークは棚卸し日のようなもので、お客は入れないけど内側ではバリバリ仕事をしています。 特に、私のような庶務担当の場合は、出納整理期間中に支払い処理を完了するべくラストスパートをかける時期です。祝日はおろか、土日す…

自治体1

私の自治体(出向元)では、在宅勤務なんてあり得ませんでした。 去年の4月〜5月にかけて全国的に緊急事態宣言が出ていた頃は、一部職員だけ在宅勤務していましたが、パソコンの持ち帰りは禁止で、紙媒体を持ち帰って作業していました。 そもそもパソコン…