田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

出向者12

退職派遣職員の給料は、出向を終えて自治体に戻ってからも、低水準状態が続きます。 自治体から国に出向する場合と同様、国から自治体に戻る場合も、「雇用主の変化」が生じます。 つまるところ「転職」と同じです。 事実上「もといた自治体に戻る」だけなの…

出向者11

昨日の記事で紹介した仕組みのとおり、退職派遣職員の給料は、自治体勤務時代よりも下がることがほとんどです。 特に、自治体で「3級」、つまり主任級まで昇格していた職員の場合、これまでの定期昇給分が保証されないばかりか、さらに事実上の降格を食らう…

出向者10

退職派遣職員の給料号級は、「2級1号」がベースのようです。 ちょっと古い資料のようですが、インターネット上で見つけた人事院資料によると、2級1号は「185,800円」でした。 これを発射台として、なんらかの基準によって「号」が加算され、ひとりひとり…

出向者9

公務員の給与は「号級」によって決まります。 職位ごとに決められる「級」と、経験年数によって決められる「号」の組み合わせです。 大まかにいえば、俗にいう定期昇給は「号」の上昇で、昇進による給料アップは「級」の上昇にあたります。 地方自治体からの…

出向者8

新型コロナウイルス感染症という特殊事情が無ければ、7月・8月は出向者どうしの交流イベントもたくさん開催されています。 出向者の担当業務は課内だけで完結する業務が多く、同じ省内・局内であっても、他課の職員とはほとんど交流がありません。 とはい…

職場生活5

新型コロナウイルス感染症という特殊事情が無ければ、7月・8月には課内の懇親イベントがいろいろ開かれるようです。 ゴルフコンペ、カラオケ大会、ボーリング大会といった自治体でもありがちな定番のイベントだけでなく、登山や観劇のようなハイカルチャー…

宴会・会食4

新型コロナウイルス感染症という特殊事情が無ければ、7月・8月は宴会ラッシュです。 何より多いのは歓迎会です。 6月末まではずっーと国会対応で、なかなか飲みには行けません。 誰かが国会待機をしていなければいけないので、課内全員で飲みに出るなんて…

勤怠8

かくいう私自身、8月中に3日間のお休みをいただきました。 新型コロナウイルス感染症のせいで自室に引きこもらざるを得ませんでしたが、じっくり読書したり、資格試験の勉強をしたり、このブログのネタを整理したり……等々、充実した時間を過ごせました。 …

勤怠7

出向者にも勿論、夏期休暇を取得する権利があります。 出向者という立場上、プロパー職員の休暇を優先したほうがいいのでは……と思うかもしれませんが、私は気にしなくていいと思っています。 自分の担当業務に支障が出ないことだけ気をつけて、自分の希望す…

勤怠6

本省職員の夏期休暇取得率は、かなり高いと思います。 少なくとも私の自治体よりは皆さんしっかり休んでいます。 書類上は「休暇」なのに出勤している……という、俗にいう「幽霊出勤」も、今のところは見かけていません。 (私の自治体では「お盆だから幽霊が…

勤怠5

夏期休暇をまとめて取得する派が多い理由として、さらに、まとめて取得したほうが精神的に休みやすいとも聞きます。 1日だけ単発で休もうとすると、休みにもかかわらず仕事を入れられそうになった際に、断りづらいです。 「まあ1日だし別の日に休めばいい…

勤怠4

国家公務員の夏期休暇(3日間)は、まとめて取得することも、1日ずつバラバラに取得することも、いずれも可能です。 周囲の職員を見ていると、どうやら「まとめて取得」派が主流のようです。 私のような田舎者にはあまり実感が湧いてこないのですが、夏休…

勤怠3

国家公務員の場合、夏期休暇として「3日間」の特別休暇が与えられます。 本省勤務だろうが出先勤務だろうが、国家公務員は一律で3日間のようです。 7月から9月の間だけ使える年次有給休暇のようなもので、3日間連続で取得することも、1日ずつバラバラ…

住居11

東京の夜は熱帯夜だと聞いていましたが、外はそれなりに涼しくなります。 半袖であれば歩き回っても汗をかきません。 ただ建物内は暑いです。 天井や壁に熱が残っているのか、人がいるせいなのか、電子機器が熱を発しているのか……理由はわかりませんが、外よ…

在宅勤務10

在宅勤務の日は、自宅にこもりきり、パソコンの前に座りきりです。 しかも夏場の暑い時期は散歩にも出づらく、一日通して外出せず終わることもあります。 そのせいなのか、8月に入ってからやたらと肩や腰が凝ってしまいました。 まずは座りっぱなしを止める…

在宅勤務9

夏場に入り、在宅勤務にちょっとした支障が出てきています。 パソコンにやたらと熱がこもり、動作が不安定です。 文字入力に遅延が生じたり、ファイルの開閉にやたら時間がかかったりするのはもはや日常で、突然再起動することもしばしばあります。 夏場に熱…

住居10

私のような田舎者には、「夜にエアコンをつける」という感覚がありません。 夜は窓を開けて網戸にしておけば、風が入ってくるからです。 夜にもエアコンが必要なのは特別に暑い日だけ、ワンシーズン通してもでもせいぜい数日です。 しかし東京は「夜に窓を開…

住居9

7月下旬からはほぼずっと在宅勤務です。 オリンピックとともに「テレワーク・デイズ」なる取組も始まり、本省でもこれまで以上に在宅勤務に励むよう指示がありました。 在宅勤務のおかげで、夏の炎天下での通勤はかなり回避できているわけですが、ずっと家…

装具14

私自身、自治体で働いているときはコンタクトレンズ派でした。 そして本省で1ヶ月ほどコンタクトレンズで勤務してみて「無理だ」と悟り、メガネに切り替えました。 人間の眼球は、長時間のコンタクトレンズ着用を想定していません。 本省勤務生活は、連日1…

装具13

職場でもメガネを普段使いするという環境のせいなのか、本省職員のメガネはバリエーションに富んでいます。 格安量販店で売っているような、画一的なセルフレームのメガネだけではありません。 アンティークっぽい鼈甲柄のものや、サブカルっぽい丸メガネ、…

装具12

市民の中には「公務員といえばガリ勉メガネ」という印象をお持ちの方もいるかもしれません。 ただ実際のところ、自治体はむしろ窓口業務があるせいなのか外見を気にする職員が多く、メガネではなくコンタクトレンズのほうが主流です。 特に女性はこの傾向が…

通勤7

通勤電車における本省職員の読書率の高さについて、先日触れたところですが、通勤中にスマートフォンを眺めている方ももちろんいます。 ただ他の乗客とは用途が異なります。 本省職員だと、ニュースアプリを眺めている方が非常に多いです。 スマートニュース…

通勤6

通勤電車内で読書をする本省職員が多いという傾向は年齢問わず見られるものですが、私よりも若い職員(見た目20代)だと、電車内でスマホゲームに興じている方も結構います。 「電車内でゲーム」というと如何にも不真面目だと思われるかもしれませんが、若手…

通勤5

電車に乗って車内を見回すと、今や大半の乗客がスマートフォンをいじっています。 体感だと8割くらいがスマホの画面に夢中です。 スポーツ新聞を広げて読んでいるようなオールドタイプな方もいることはいますが、ごくわずかです。 ただ霞ヶ関駅の乗降者、つ…

美食6

昼休みの1時間以内にタクシーを使わずランチできる「限界」を探ってみるべく、今回は新橋のほうへ遠出してみました。 訪れたのは「貝出汁らぁ麺 虎武」さん。 23時超えの残業が続いて疲労が蓄積しており、無性にあっさりしたラーメンが食べたくなり、以前…

自炊5

お米の味でいえば「つや姫」もかなり好きです。 私が食べたのは山形県産のものでしたが、濃ゆい味付けのおかずとの相性が良いんですよね。 公式サイトに書かれているとおり「甘み」を強いと思います。 蒙古タンメン中本のカップ麺と一緒に食べたことがあるの…

自炊4

私の自治体はそこそこの米どころなので、スーパーに並んでいるお米は県内産ばかりです。 他地域のブランド米は通販でないと買えません。 一方、東京のスーパーには全国各地のブランド米が並んでおり、地元を応援したい……と思いつつも、ついつい物珍しさに他…

業務13

私はまだまだオン・オフの切り替えがうまくできていません。 平日は帰宅後も仕事のことが頭から離れず、布団に入っても延々と仕事のことを考えてしまいます。 今日の反省をしてみたり、翌日の段取りを考えてみたり、管理職に説明するときの表現を考えてみた…

業務12

月曜日の過ごし方も、本省と自治体とではかなり異なります。 私の自治体だと、月曜日は「慣らし期間」のようなものです。 月曜日に会議や出張のようなイベントを設定するのはマナー違反です。もし設定しようものなら上司から怒られます。 特に午前中は聖域の…

業務11

本省と地方自治体では、金曜日の過ごし方が全然違うように感じています。 私の自治体では、金曜日といえば週の中でも一番忙しい日でした。 会議や出張、幹部レクのようなイベントが目白押しで、日中はずっと慌ただしく、夜も多くの職員が残業していました。 …