田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

官僚

官僚21

新型コロナウイルスのオミクロン株は、症状は重くならないものの感染力が非常に強く、感染者数はなかなかピークアウトしません。 報道で取り上げられているとおり、新型コロナウイルスのクラスターが発生したせいで学校が休みになり、子どもの面倒を見るため…

官僚20

自治体職員は出先機関が大好きです。というか本庁が嫌いすぎます。 人事異動の話題になると、誰もが「出先機関に行きたい」と口にするものです。 私だって行きたいです。だって本庁より楽ですから。 本省職員も、出先機関に異動する可能性は大いにあります。…

官僚19

どのポストに座っているか次第で人事評価の良し悪しがすぐわかるために、プロパー職員の方々の異動に対する心境は、自治体職員よりも複雑なようです。 自治体職員の場合、よほどの閑職やエリートコースを除き、ポスト間の優劣はありません。 いわばポストに…

官僚18

今年は年末年始に帰省しなかったこともあり、年賀状は1通もやりとりしませんでした。 むしろつい最近まで年賀状という文化の存在すら完全に忘れていました。 本省内では年賀状が全く話題にならないからです。 私の自治体では、職員間の年賀状のやりとりは禁…

官僚17

これまでも何度か紹介しているとおり、本省では、同じ役職でもランクが分かれています。 同じ「事務官」や「主査」、「係長」という職名であっても、新人とベテランは明確に区別され、それぞれ異なるポストが与えられます。 さらに本省は、ポストの間にも格…

官僚16

1月中旬頃から、プロパー職員の方々の4月1日付け人事異動の噂がちらほら聞こえ始めました。 自治体よりもかなり早い到来です。国家公務員は全国転勤を伴うので、人事異動情報の公式発表のタイミングも自治体より早い分、噂が出回るのも早いのでしょうか。…

官僚15

日本のスマホのシェアを見ると、だいたいAndroidとiOSが半々くらいらしいです。 私くらいの世代だとちょうどそんな感じで、もっと若い世代はiOS派が多く、もっと年上はAndroid派が多い印象です。 本省勤務のプロパー職員の方々は、明らかにAndroidユーザーが…

官僚14

官僚と国会議員の関係というと、 官僚は国会議員にいつも罵倒されて奴隷労働させられている 国会議員のことを官僚は内心では軽く見ている 世間ではこういった印象が強いですし、地方公務員的にもこんな感じだと思っていました。 自治体職員と地方議員の関係…

官僚13

霞が関の本省プロパー職員は、世間の中でも国会議員とかなり距離が近いです。 幹部職員は言うまでもなく会議やレク等でやりとりしますし、事務官クラスの職員であっても、資料提供などで直々に接触する機会が少なくありません。 本省プロパー職員の方々は、…

官僚12

プロパー職員の若手と話していると、金銭感覚のギャップに驚くことがしばしばあります。 プロパー本省職員のほうが金遣いが豪快で、地方公務員はケチです。 最も顕著なのが住居費。 地方公務員の場合、住居費は完全に固定費であり、とにかく安価を求めます。…

官僚11

私のわかる範囲では、少なくとも本省勤務のプロパー職員の方々は、ほぼ皆さん土日に何かしらの運動をしています。 新型コロナウイルス感染症が流行る前はジム通いが当たり前で、単なる筋トレだけでなく泳ぐ人がかなり多かったらしいのですが、ジムは感染リス…

官僚10

本省勤務を始めて驚いたことの一つに、太っている人が全然いない点があります。 みなさん痩せ型です。 ただし、ひょろひょろで青白い俗にいう「もやし体系」ではなく、「細マッチョ」と形容するのがふさわしいような、健康的な痩せ方をしています。 本省勤務…

官僚9

つまるところ 総合職は民間企業へ転職する 一般職は地方公務員に転職する という傾向があるわけです。 これを踏まえて考えてみると、総合職・一般職がそれぞれ何を求めて本省を離れていくのかが見えてきます。 総合職の場合は、さらなる待遇とやりがいを求め…

官僚8

一般職採用の職員の場合、転職先は地方公務員が圧倒的に多いです。 一番人気は東京都庁、ついで関東の政令市、残りは出身地の自治体……といった順列があり、なるべく関東圏から離れずに地方公務員を目指すようです。 国家公務員から地方公務員に転職する場合…

官僚7

まず、総合職採用の職員が転職する場合から見ていきます。 総合職の場合は民間企業への転職が圧倒的に多いです。 近年は特にコンサル業界が多いほか、退職後に公認会計士などの難関資格を取得して専門職として大手企業に入社するケースも多いようです。 コン…

官僚6

「若手官僚の離職が増えている」という話題は、最近は全国ニュースでも取り上げられるようになっています。 私もかなり関心を持っており、出向して実態を見るのが楽しみでもありました。 実際のところ、地方公務員よりもかなり離職者は多いですし、ここ数年…

官僚5

独身の若手職員は、どうやらデートの段取りにいつも苦労しているようです。 本省勤務は多忙かつ想定外の事態が多々発生します。 休日にいきなり仕事が入ることもありますし、年休を取得する予定だったのに突然事件が発生して休めなくなる……なんてケースもざ…

官僚4

本省勤務の男性が既婚者ばかりな一方で、女性は独身者のほうが圧倒的に多いです。 というよりも、私が勤務している局には、プロパー職員の既婚女性が一人もいません。 未婚者がほとんどいない男性とは対照的です。 先日の記事でも触れましたが、本省の勤務は…

官僚3

「国家公務員男性は婚活市場でモテる」という話も良く耳にします。 特に専業主婦志望の女性からは、かなりの人気のようです。 国家公務員(特に総合職採用)は、一生涯にわたって仕事が忙しいです。 そのため、家庭に参画するのが難しく、家事も育児も妻に任…

官僚2

本省の男性職員の既婚率の高さには、色々な原因があるのだろうと思われます。 私が個人的に濃厚だと思っている理由は、「既婚でないと本省の激務に耐えられない」説です。 本省は深夜残業が続くハードな職場です。 食事をはじめ、家事面を独力でこなすのは非…

官僚1

地方公務員は若いうちに結婚する人が多いです。 特に男性は早く、大卒だとだいたい25歳に第一のピークがきて3割結婚、28〜29歳で第二のピークがきてさらに3割結婚…という感じです。 女性の場合は目立ったピークはありませんが、20代後半に次々と結…