田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

装具11

在宅勤務が増えていることも、本省職員のリュック利用率アップに関係しているかもしれません。 省庁によって事情は異なるかもしれませんが、少なくとも私が出向している省庁では、在宅勤務をする際にはパソコンを持ち帰らなければいけません。 お世辞にも新…

装具10

本省職員の方々がリュックを愛用するのは、ずばりリュック通勤が合理的だからだと思います。 電車通勤だと、手提げ鞄よりもリュックのほうが楽です。 手提げ鞄だと、持っているほうの腕に負担が集中します。 一方リュックだと全身に負担が分散され、体感的に…

装具9

本省職員の方々が使っているリュックには、色々な種類があります。 かなりバリエーション豊富です。 強いて傾向を挙げるならば…… 男性は、黒基調のビジネスバッグメーカーが作っている、しっかりした作りのリュックが多いです。 ポーターやTumi、ブリーフィ…

装具8

一般的なビジネスマナーだと、仕事時の鞄といえば、 男性は黒基調でナイロン地の手提げ鞄 女性は黒のトートバッグ あたりが通例です。 内勤メインの方であればもっとバリエーションがありますが、営業職など社外の人と頻繁に会う職業の方だと、判で押したか…

装具7

冷房に期待できないせいなのか、男性プロパー職員の夏の装いはかなりラフです。 ポロシャツは当たり前ですし、Tシャツで勤務している方もいます。 年齢・職位を問いません。ラフな方はとことんラフです。 着ている本人はもちろんのこと、こういう涼しげな格…

職場環境4

噂には聞いていましたが、夏の本省は暑いです。 私はもともと冷房が苦手なタイプ……だったはずなのに。普通に暑いです。 商業施設と比べれば、自治体の庁舎も相当暑いです。 ただし、暑い原因は来庁者がひっきりなしに訪れて入口が頻繁に開閉するからであり、…

職位10

出向者にとって、主査の職員は係内でも最も縁遠い存在です。 同じ係に所属していても、仕事で関わることがほぼ無いからです。 主査の方は、たいてい独自の担当業務を持っており、係長を通さずに管理職と直接やりとりしています。 管理職から受けた指示を自ら…

職位9

本省の場合、「主査」も係長と同じランクの職位です。 ある係に係長級(給料の号級でいうと3〜4級)の職員が複数いる場合、もっとも上の号級の職員だけが「係長」になり、その他の職員は「主査」となるようです。 自治体職員だと、「主査」といえば「係長…

職位8

一般職採用の方の場合、10年前後にわたり係長級を務めることになります。 本省で係長を務める時点で、皆様優秀な方であることは間違いないと思いますが、それでも10年間の経験は大きく、新人係長とベテラン係長では、能力に大きく差があると思われます。 そ…

職位7

出向者としては、係長との距離感が結構悩ましいです。 物理的距離は近いのですが、会話する機会が意外と少ないのです。 これまでの記事でも触れてきましたが、出向者のマネジメントは基本的にプロパー係員が担当します。 業務関係であれ、年休などの服務面で…

職位6

係長の仕事には、大きく分けて 係員と管理職のつなぎ役 国会対応 係の一員としての自分の担当業務 突発的業務の対応 といったものがあります。 上2つは自治体の係長と同じですが、下2つは本省独自の要素だと思います。 ヒラの係員と同じく、係長にも「自分…

職位5

係員のひとつ上の職位は「係長」です。 自治体だと、平職員と係長の間に「主任」や「総括」のようなポストを経ることも多いですが、国家公務員の場合は「係員」からすぐに「係長」へランクアップします。 (国家公務員にも「主査」という肩書きがありますが…

自治体5

自治体で働いていると、「公務員たるもの、常にドレスコードを守れ」という市民からの圧力を常に感じます。 男性であれば革靴、女性であればパンプス(ヒールは逆に駄目)を履いていないと即クレームになりますし、いまだにクールビズを批判して「夏でもネク…

装具6

履物について色々書いてきましたが、結局のところ、本省生活では「いかに足を楽にするか」を最優先に考えたほうがいい気がしています。 本省勤務では、外出する機会が少なく、通勤を除けばあまり歩きません。 そのため、「歩きやすさ」を追求する必要性は薄…

装具5

以前の記事で「本省勤務の男性職員は革靴にこだわりがない」という趣旨の記事を書きました。 よくよく考えてみた結果、「こだわりがない」という表現は間違いだと気付きました。 より正確には、「本省勤務という働き方と、高級革靴を大切に使うという価値観…

装具4

通勤用の靴とは別に、職場用の履物を用意している職員も多いようです。 屋内履きのスニーカーやサンダルのような、足に優しい履物を座席下やロッカー内に用意しておいて、出勤後に履き替えるのです。 革製の靴を一日中履いていると、かなり疲れます。 特に夏…

装具3

先日の記事で「本省勤務の方々にはスニーカー履きで通勤している方もいる」ことを紹介しました。 靴については、一般的なビジネスマナーから考えると、かなり自由が認められているといえます。 同じく靴下についても、皆さんバリエーションに富んでいます。 …

住居8

私はよく寝冷えが原因で風邪を引きます。 そのため他人よりも暖かい格好でいつも寝ています。 とはいえ流石に6月半ばにもなると、羽毛布団では暑くなってきます。 例年であれば肌布団に切り替えるところなのですが、保管スペースの都合上、東京の仮住まいに…

住居7

私の部屋には、プラスチック製の収納ケース類が一つもありません。 www.amazon.co.jp こういう収納グッズは、東京から地元へ引き上げる際に処分する運命にあります。 持って帰っても使いません。 地元で使っていたものが実家に眠っているからです。 しかも嵩…

美食5(内幸町・よかろう)

日比谷公園を散歩するときは、昼食もせっかくなので日比谷公園周辺の飲食店を開拓することにしています。 この日はちょっと肌寒かったので、あたたかい麺をいただきました。 飯野ビル地下にある飲食店街の一角にある「よかろう」の「だんだん麺」です。 「た…

業務10

私の担当業務はほとんど自省庁(しかも局内)だけでほぼ完結するのですが、時々他省庁から公表前の統計データのような資料をもらう必要が生じます。 他省庁の職員とのやりとりは、ものすごく緊張します。 課内の管理職へのヒアリングよりもずっと緊張します…

装具2

「靴は相手からよく観察されるから綺麗にすべし」というビジネスマナーがあります。 特に男性の場合、革靴はグレードや手入れの有無が一目見て分かってしまうので、気にしている方も多いと思います。 ただ、官僚の男性の方々は、靴の手入れがあまり行き届い…

装具1

朝の霞ヶ関駅は官僚で溢れかえります。 どこの省庁に勤務しているのかはわかりませんが、皆さん改札に向かい、それぞれの出口から駅を発っていきます。 そのため、朝の霞ヶ関駅は、絶好の官僚観察スポットといえるでしょう。 このブログでも、主に駅で観察し…

職位4

地方からの出向者は、出身自治体での職位に関係なく、基本的には係員扱いになるようです。 少なくとも係長クラスまでは、係員になります。 「本省職員が地方に出るとワンランク職位が上がる」ルールが反対に適用されて、ワンランク職位が下がるイメージです…

職位3

本省付けで採用された場合、係員時代のうちに一度は地方勤務を経験するようです。 ずーっと本省にこもっているわけではありません。 出先機関への転勤だったり、地方自治体への出向だったり。 いずれにしても、プロパー係員の方々にとって、かなり「楽しみ」…

職位2

国家公務員の職位体系の中で一番下に位置するヒラ職員のことは、「係員」や「事務官」と呼びます。 多くの地方自治体では「主事」と呼ばれているポジションです。 このブログでは基本的に「係員」という表記を使います。 「事務官」だと、採用区分における事…

職位1

国家公務員の方にとって、地方自治体の職位は意味不明だと思います。 自治体ごとに使われている職位名称が異なるのみならず、同じ名称でも自治体ごとに位置づけがバラバラであるケースも多いです。 課長代理・課長補佐・副課長の序列 参事・参与の位置づけ(…

業務9

仕事における目下最大の悩みは「催促」です。 特に、他課のプロパー職員の方に対して催促をしてもいいものか、頭を抱えています。 私の担当業務は例年同じようなことをしているルーチンワークです。 今の段階では主に「既存資料の年度更新」が多く、他課から…

総括3

2021年6月の勤務実績をまとめていきます。 祝日が無くて憂鬱なことに定評のある6月ですが、在宅勤務できるおかげで例年ほどの憂鬱さは感じませんでした。 本省生活も四半期を経過し、自分の担当業務のことが少しずつわかってきました。 これまでは「出…

通勤4

私を含め地方公務員であれば、「本省といえば皆さん夜遅くまで残業している」というイメージを持っているかと思いますが、退勤時の霞ヶ関駅の混雑具合を見るに、「全員が連日深夜残業」とまでは言えないと思われます。 霞ヶ関駅が一番混んでいるのは18時台…