田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

住居6

上京の折、持参すべきか否か最後まで迷ったアイテムが「喪服」です。

 

私の暮らしていた田舎自治体では、職場の同僚の親族が他界した場合、少なくとも通夜には参加するのが最低限のマナーでした。
コロナ禍の中であっても、この文化は寸分も揺るいでいません。
職場を挙げて参列します。


さらに、暗黙の了解として、通夜も葬儀も「喪主の職場の同僚」がお手伝いしています。
通夜と葬儀の日は、主に若手が有休を取得して葬儀場に張り付き、受付や香典の管理、参列者の名簿作りなどをこなします。

 

このような風習が染み付いているので、最初は「社会人なら喪服は必須、上京するなら喪服を持参しなければ」と思ったのですが、一方で上京中に地元で不幸があった場合には地元で喪服を着なければいけないという課題にもぶつかりました。

 

ハンドキャリーで喪服を持って帰るなり、喪服を着て帰省すれば住む話とはいえ、あいにく私の地元は辺鄙なところにあり、かなり時間がかかります。
いずれの手段も採りたくありません。

 

結局、「新生活が落ち着いたら、東京用にもう一着買う」という結論に至りました。

 

ただ、東京ってけっこう弔事にドライというか、参加必須という空気感が無いんですよね。
なので、まだ様子見を続けています。

「出行期間中だけなら不要では?」と思い直しつつあります。