田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

自治体4

私の自治体から届いた人事・福利関係のメールの中に、面白いものがありました。
「職員の外食自粛」です。

 

そもそもの発端は、「自粛要請の大元である行政関係者が、堂々と街中を出歩いて食事しているのは許されない!」という市民からの怒りの声。
こういう意見が人事課に多数寄せられているようです。

 

しかも最近は、外食中の職員の写真を撮って添付してきたり、氏名や住所のような個人情報まで調べてメールしてきたり……等々、苦情の訴え方がどんどんエスカレートしてきているとのこと。

 

これまでも「市民に範を示すため極力自粛してほしい」という趣旨の通知は何度もありましたが、職員のプライベートをわざわざ詮索・記録してまで非難してくる市民がいるという情報は今回が初めてです。

 

仕事中の職員に対して難癖をつけてくる事案は、去年からたびたび発生していました。

公用車の近くで待ち伏せして、車に戻ってきた職員に対して「民間にはテレワークを押し付けておいて、自分たちは普通に対面で仕事かよ!」と詰め寄ったり。

 

そしてついに、職員のプライベートまでも付け狙われるようになってしまいました。

 

たとえ新型コロナウイルスが収束したとしても、公務員に対する悪感情のほうは、当分収まる気がしません。