通勤5
電車に乗って車内を見回すと、今や大半の乗客がスマートフォンをいじっています。
体感だと8割くらいがスマホの画面に夢中です。
スポーツ新聞を広げて読んでいるようなオールドタイプな方もいることはいますが、ごくわずかです。
ただ霞ヶ関駅の乗降者、つまり本省職員の方々は、電車内では読書している方が多いです。
年齢層が上がれば上がるほど読書率が高まっていきます。
読んでいる本は新書が多いです。
薄くて持ち運びしやすいので、通勤時でも読みやすいからでしょうか?
分厚い本であれば、たいていは資格試験の対策本です。
私がこれまで見た範囲内では、特に情報処理技術者試験の参考書が多いように感じています。
本省職員の読書傾向は、朝も夜も変わりません。
「仕事終わりで疲れているのに本なんて読めないよ!」というのが一般人の感覚ですが、エリート本省職員の方々にとっては、むしろ読書が癒しの一環なのかもしれません。