通勤6
通勤電車内で読書をする本省職員が多いという傾向は年齢問わず見られるものですが、私よりも若い職員(見た目20代)だと、電車内でスマホゲームに興じている方も結構います。
「電車内でゲーム」というと如何にも不真面目だと思われるかもしれませんが、若手官僚の場合はむしろ真面目ゆえに電車内でプレイしているのでは?と私は思います。
大半のスマホゲームには、ログインボーナスという仕組みがあります。
一日一回ログイン(ゲームを起動)するだけで、なんらかのメリットが得られる……というものです。
慣れているプレイヤーからすれば、「毎日ログインしないと損をする」という感覚です。
スマホゲームは、インターネット回線さえ繋がっていれば、どこでもログインできます。
電車内でわざわざ起動する必要はありません。
そのため、電車内でスマホゲームをプレイする若手官僚は、むしろ忙しすぎて電車内くらいでしかゲームに触れる時間が無い、とも考えられます。
平日は忙しくてまともにゲームする時間が確保できないけど、ログインボーナスは欲しい。
だから「ログイン行為」を漏らさないよう、ルーチン化しているのです。
まさに真面目さが為せる技でしょう。