田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

出向者11

 昨日の記事で紹介した仕組みのとおり、退職派遣職員の給料は、自治体勤務時代よりも下がることがほとんどです。

 

特に、自治体で「3級」、つまり主任級まで昇格していた職員の場合、これまでの定期昇給分が保証されないばかりか、さらに事実上の降格を食らうことにもなり、一層給料が下がってしまいます。

 

どんな自治体でもだいたい30歳過ぎで「3級」に昇格すると思います。

つまり、30歳を過ぎてから退職派遣で国に出向する場合、なかなかの給料ダウンを覚悟しなければいけないのです。

 

田舎自治体から退職派遣される場合であれば、たとえ給料が下がろうとも、地域手当が増えるので、トータルで見ればカバーできるかもしれません。

しかし、もともと地域手当がそれなりに貰えていた都市圏自治体から退職派遣される場合は、地域手当リカバーが効かず、もろに収入源になります。

 

私の課にいる退職派遣職員の方は、だいたい2万円ほど給料が減ってしまったとのこと。

ただ彼は随分マシなほうらしく、前任者よりも年下なのに、号級は上らしいです。

謎が深いです。