田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

出向者10

退職派遣職員の給料号級は、「2級1号」がベースのようです。

ちょっと古い資料のようですが、インターネット上で見つけた人事院資料によると、2級1号は「185,800円」でした。

これを発射台として、なんらかの基準によって「号」が加算され、ひとりひとりの号級が決められます。

 

公務員は、若いうちはだいたい毎年「4号」ずつ昇給していきます。

(採用1年目のみ3号)

これが俗にいう「定期昇給」です。

勤務成績が優秀であれば6号アップしたりもしますが、通常は4号です。

 

「185,800円」という金額は、地方公務員でいえば、だいたい大卒2年目くらいの水準です。

初任給から3号分昇級したら、だいたいこんな額になります。

 

定期昇給の仕組みを考えると、「2級1号」をベースに、「経験年数−1」×4号を加算していけば、だいたい自治体勤務時代と同じような給料になるはずであり、シンプルでわかりやすい気がするのですが、どうやらこういう計算ではないようです。

ほとんどの退職派遣職員は、上記の方法で計算される号級よりも低いです。

人によっては10号以上も落ちます。

 

 また、3級に昇格することはまずないようです。

自治体であれば、だいたい30歳過ぎで3級に昇格しますが、退職派遣において考慮されることはなく、一律で「2級1号」スタートになるようです。