田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務22

総裁選に出馬する、候補者の顔ぶれが判明してくると、ぼちぼち「候補者の著書の読み込み」という業務が発生しました。

目的は、各候補者が総裁に選出された場合の業務への影響を予測することです。

 

まずは各候補者がこれまでに書いた著書を買い集めます。

インターネットで検索して著書リストを作り、書店を回って買い求めていきます。

霞が関周辺の書店を回るほか、見つからない場合は東京駅近くの丸善まで行きました。

 

総裁選に合わせて出版された最新の著書は、複数購入します。

重要性が高いため、複数人で読み込むためです。

 

本が集まったら、事務官・係長で分担して読み、課の担当業務に関係しそうな部分に付箋を貼っていきます。

 

最後に、付箋だらけになった本を総括役(総合職採用の若手)が再度チェックし、候補者ごとにパワポ資料にまとめあげていきます。

 

総裁選前は、職場にいる人数も少ないし、出勤している人は黙々と本を読んでいる……という状態で、とても静かでした。