田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務24

新政務三役が決まったら、怒涛の日々が始まります。

 

まず対応しなければならないのが、やはり所管業務のレクです。

総裁選期間中から準備しておいた基礎的事項の資料集に、新政務三役からのオーダーを加味して、資料を追加していきます。

 

新政務三役は、省の所管業務に詳しいわけではありません。

さらには各自の政治信条があり、ものごとの観点が人それぞれ違います。

 

そのため、省の所掌領域にどっぷり浸かった官僚の立場ではなかなか思いつかないような斬新な切り口で、レクをオーダーしてきます。

 

つまり、既存資料だけでは全然対応しきれず、ゼロから資料を作ったり、場合によっては情報収集から始めなければいけないのです。

 

レクに向けた資料作りでは、管理職から事務官(主にプロパーですが人手が足りないので出向者も)まで、課内全員が奔走します。

私は23時には解放されましたが、プロパー職員の方はほぼ全員「終電が定時」状態でした。