田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務45

「即レス主義」に順応するためには、まずはとにかく自分の担当業務について暗記するしかありません。

 

「あの本の○ページを見ればわかる」とか「要項の第●節に書いてある」という、間接的な記憶では不十分です。

質問を受けた際、いちいち本や要項を参照している時間はありません。

本や要項に書いてある記述そのものを暗唱できないと、即レスとは言えません。

 

特に出向者は、担当業務の範囲が狭い分、「担当業務について暗記していて当然」という扱いを受けます。

質問に対して即レスできなかったら、明らかに落胆されます。

 

最近は「暗記は機械がやる時代、人間の脳はもっとクリエイティブなことに使うべき」みたいな風潮がありますが、少なくとも本省において違います。

職員がまずやるべきはひたすら暗記です。

 

特に出向者は、どちらかといえば人間役ではなく機械役です。

そもそもクリエイティブな活動は求められておらず、プロパー職員の方々がクリエイティブな仕事をするために知識を提供する側です。

出向者自身が本であり要項なのです。