田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務27

臨時国会が閉会し衆議院が解散されると、省内は秋休みムードが漂いました。

10月上旬は「終電が定時」状態だったのに、ものすごい温度差です。

 

衆議院選挙期間中は、国会議員の皆さんは選挙活動に全精力を注ぎます。

これは政務三役も同様です。

政務としての仕事をしつつも、やはり選挙対策もやらなければいけません。

そのため、省の仕事ができる時間はかなり制限され、結果的に重要な意思決定は「選挙後」に先送りされます。

 

そもそも選挙期間中に重要案件を進めるということ自体、せっかく選挙という形で「国民の意向」を伺っている最中に力押しで施策を進めることになりかねず、民主主義の本旨から外れるという見方もできます。

 

いずれにせよ、政務三役がいない&意思決定がなされないので、幹部職員ほど休みやすくなります。

休むまでは至らなくとも、本当の定時に退庁したり、ようやく解禁されたアルコール類を摂取したり……などなど、皆さん思い思いのアフター6を過ごしていました。