田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務37

上司が出張することになったら、部下は色々な準備業務に追われます。

 

最初に発生するのは交通手段の手配です。

新幹線であれ飛行機であれ、チケットを手配するのは基本的に事務官の仕事です。

 

宿泊付き出張の場合は、ホテルも手配します。

新型コロナウイルス感染症が流行する前は、インバウンド客がものすごく多く、「ホテルの予約」だけでかなりの労力を要していたらしいです。

 

交通手段と宿を確保できたら、

  • 出張先での業務内容
  • 移動ルート
  • 今回の出張に絡んでくるキーパーソン達のプロフィール

などをまとめた、通称「ロジブック」を作成します。

 

自治体職員の出張であってもロジブックと同種の資料を作成していますが、本省のものは自治体とは比べるのが失礼なくらいに分厚くて丁寧に作られています。

「ペーパー」ではなく「ブック」と呼ぶだけあります。

 

特に「キーパーソン関係」の情報がものすごく分厚いです。

出張先の現地有力者(首長、大物議員、企業や団体の幹部)、関係国会議員、霞が関関係者などを網羅しています。

 

ロジブック作成業務はプロパー職員の専売特許です。出向者だと絶対作れません。

作成するのに一体どれくらいの時間がかかっているのでしょう……