職位14
本省の課長補佐のもう一つのタイプは、「一人親方」です。
管理職と実働部隊の「中継ぎ」ではなく、自らも実働部隊として作業をするポジションです。
基本的に部下はいません。
「一人親方」課長補佐が手がける業務は、ものすごく幅広いです。
データ収集や資料作成といった事務官クラスの仕事から、内部調整のような係長級の仕事、そして課長補佐級ならではの幹部・議員へのレクまで、一人で担当します。
「ラインの補佐」であれば係長以下に任せるような作業まで含めて、全部を自分でこなしているのです。
「一人親方」課長補佐はめちゃくちゃ忙しく、そして若いです。
このようなタイプの課長補佐は、自治体には存在しないでしょう。
「部下のいない課長補佐」自体は、自治体にも多数いますが、彼ら彼女らは俗にいう窓際ポジションであり、仕事がありません。
年齢的にも高めです。同期が管理職へ昇進していく中、課長補佐に止まっています。