田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務46

自治体の仕事で「外部関係者」といえば、

  • 市民
  • 議員
  • 企業
  • マスコミ
  • 他の自治

あたりが代表的です。

 

本省の場合は、市民と自治体のウェイトがかなり落ちる代わりに、大学という関係者が加わります。

 

総務系の仕事をしている課を除けば、だいたいどんな課でも長年お付き合いのある大学教授がいたり、大学の研究室の活動に協力関係にあったり……など、業務の中で大学とのつながりを持っているようです。

 

大学関係の仕事は、出向者とは完全に無縁です。

私の見聞きする限りでは、基本的に課長補佐以上で対応しているようです。

 

具体的にどのような業務が発生しているのかは、出向者の立場からは全然わかりませんが、やはり個別具体的な事象を詰める自治体とは異なり、普遍的・一般的なルールを定めたり、長期的なスパンで政策を考えていく本省においては、大学が持つアカデミックな知見が重要なのでしょう。

 

学問的な裏付けよりも、市民の一次的な感情的納得のほうが重視される自治体とは大違いです。