業務38
昨日のエントリでも触れましたが、上司が出張する際、交通手段や宿泊場所の手配は、部下の事務官が行います。
ここまでは自治体と変わりありません。
本省の大きな特徴は、手配した事務官が一旦代金を建て替えるケースが多いところです。
確かに、旅費関係の事前決裁や、出張後の精算業務を行うのも事務官だと考えると、立替で対応するほうが簡潔に済みます。
上司がお金を払うのは、精算後の確定額を事務官に支払う1回こっきりで終えられます。
上司にとっては手間が少なくて楽な方法でしょう。
一方、部下の事務官にとっては、回収し損ねるリスクがあります。
国家公務員は異動が多く、全国転勤の可能性があります。
回収前に異動されて地方に飛んで行ってしまわれたら、二度と会えないかもしれません。
こういうリスクがあるせいなのか、出向者には出張関係業務が降ってきません。