田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

職場環境11

職員と事前にアポを取らないと入れない本省ですが、それでもゴリ押しで入ろうとする人が少なくありません。

昼休みなどで外出しようとすると、ゲート付近で「通せ」「〇〇課長を出せ」「説明責任を果たせ」などと大声を出してゴネている人を頻繁に見かけます。

 

こういう方は、ゲート近辺にいる守衛さんが対応してくれます。

常にかなりの人数が控えていてくれるので安心です。

本当にありがたく心強いです。

 

プロパー職員の方の認識はわかりませんが、私は守衛さんが外野を押しとどめてくれているおかげで本省は回っていると言っても過言ではないと思います。

 

自治体だと、市民の乱入のせいで業務が滞るのが日常茶飯事です。

守衛さんの人数が足りず応援に駆り出されることなんかもよくありますし、人事課のような内部管理部門まで市民が乗り込んできて、給与計算や人事異動作業のような個人情報を扱う作業がストップしたり……などなど。

 

こういう事案を常に「起こりうるリスク」として念頭におかなければいけないために、自治体の生産性はかなり損なわれていると思います。

本省の業務量で、さらに「市民乱入リスク対応」までやっていたら、とても回りません。