装具11
在宅勤務が増えていることも、本省職員のリュック利用率アップに関係しているかもしれません。
省庁によって事情は異なるかもしれませんが、少なくとも私が出向している省庁では、在宅勤務をする際にはパソコンを持ち帰らなければいけません。
お世辞にも新しいとはいえない機種であり、それなりに厚みも重量もあるので、パソコンを持ち帰る日はパソコンだけで鞄がパンパンになってしまいます。
しかもパソコンを精密機器なので、強い衝撃を与えたり、濡らしたりしてはいけません。
そのため、パソコンを保護するためのケースも必要になり、さらに嵩張ります。
一緒に持ち運ぶ荷物にも制限がかかります。
パソコンを入れた鞄には、ペットボトル飲料は入れられません。
内容物が溢れたり、ボトル外側に付着した結露水分がパソコンに触れたら、故障の原因になるからです。
このような事情があるために、在宅勤務をするためには、パソコンを運ぶためのサブの鞄が必要になります。
メイン鞄とサブ鞄の両方が手提げ式だと、両手が塞がってしまいます。
そこで、どちらかをリュックにすることで、片手を空けているのだと思います。