田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

出向者9

公務員の給与は「号級」によって決まります。

職位ごとに決められる「級」と、経験年数によって決められる「号」の組み合わせです。

大まかにいえば、俗にいう定期昇給は「号」の上昇で、昇進による給料アップは「級」の上昇にあたります。

 

地方自治体からの出向者のうち、退職派遣職員は、国から給与が支払われます。

給与の額は、雇用主である国が決めます。

ということは、退職派遣職員の号級は、国によって新たに設定されることになります。

 

「退職派遣職員の号級がどのように設定されるか」という点は、どうやら機械的に決まるわけではなく、かなり裁量が働いて個々人ごとに異なっているようです。

つまり、同じ年齢・同じ公務員経験年数だったとしても、人によって号級が異なりうるのです。

次回の記事で詳しく紹介します。

 

退職派遣職員の場合、自治体から国への出向は、異動というよりは「転職」に近いです。

雇用主が変わるわけですから。

そして何より、個々人の経験や能力を「査定」されて給料が決まるのです。

公務員らしからぬ実力主義な世界です。