田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

職位17

係長以下が「省を動かす歯車」であるのに対し、課長補佐は「霞が関全体を動かす歯車」なんだろうと考えています。

 

国会関係の業務や、他省庁とのやりとりは、よほど定型的なものを除いて基本的に課長補佐の判断を仰ぎます。

係長判断で完結するケースは稀です。

これは、対外的な窓口機能・調整機能を、課長補佐が担っているためなのだと思われます。

 

課長補佐自身が重要な判断を下すことは無く、補佐から課長に相談したりしていますが、霞が関運営に関する情報が補佐に集約され、その采配を行っていることから、とても重要な「歯車」なんだと考えています。

 

一方、地方自治体とのやりとりは、ほとんど課長補佐まで上げずに処理しています。

係長であったり、場合によっては担当者レベルで判断を下します。

 

自治体から課長補佐あてに電話がかかってきた場合も、基本的に繋ぎません。

まずは担当者が用件を聞いて、課長補佐に回さずに回答します。

(電話してきたのが自治体の課長以上だったら、さすがに補佐の意向を確認します)

 

自治体からすれば、課長補佐以上のポストは「雲の上」だと言えるでしょう。