職位18
課長補佐時代は、地方自治体への出向も多いです。
本省職員が地方自治体に出向する場合、都道府県や政令市だと職位が1ランクアップ、政令市以外の市町村だと2ランクアップします。
例えば、本省課長補佐が都道府県に出向すれば「課長」ですし、市町村なら「部長」になります。
この「職位ランクアップの法則」は、年齢とは関係ありません。
あくまでも本省の職位に基づいて、出向先自治体での職位が決まります。
30代早々で課長補佐に昇進する総合職であれば、30代で都道府県の課長を勤める可能性があります。
一方、一般職の場合は、40代で課長補佐級になります。
そのため、都道府県で課長を勤めるのは、40代以降になります。
「本省から出向してきた管理職」というと、自治体職員的には「総合職だ」と思いがちですが、実際は一般職の方もたくさん自治体へと管理職として出向しています。
見分けるポイントは年齢です。
30代前半であれば確実に総合職ですし、40歳を過ぎていれば一般職です。
30代後半は判断に困るところですね。