田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

出向者14

出向者が潰れて欠員が出た場合、他の出向者が仕事を代替する形で応急処置をしつつ、本省の人事担当において欠員補充を行うようです。

 

前回も述べたとおり、プロパー職員と出向者の仕事は明確に分かれており、欠員が出た場合のような非常事態であっても、この区別は揺らぎません。

 

そのため、欠員補充は、「次の出向者」を着任させる形で行われます。

プロパー職員の人事異動で穴埋めすることはまずありません。

 

本省人事担当がどうやって出向者を集めているのか、詳しいプロセスは謎に包まれています。ただし、地方自治体から次の出向者を探すほうが、省内にもとからいる職員を人事異動させるよりも圧倒的に時間がかかるのは確実です。

 

過去の例を見ていると、出向者で欠員が出てから次の出向者が着任するまで、少なくとも2ヶ月はかかっています。

一方、プロパー職員が潰れて欠員が出た場合は、2週間もかからず省内人事異動で補充されています。

 

万一、出向者で欠員が出てしまったら、結構な期間を残された出向者でカバーする必要があり、かなりの業務負担増となるのです。