田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

官僚8

一般職採用の職員の場合、転職先は地方公務員が圧倒的に多いです。

一番人気は東京都庁、ついで関東の政令市、残りは出身地の自治体……といった順列があり、なるべく関東圏から離れずに地方公務員を目指すようです。

 

国家公務員から地方公務員に転職する場合も、一般の受験者と同じく、試験を受けなければいけません。

特別枠なんて存在しませんし、口利きもありません。

 

一般職からの転職組のほとんどは、経験者採用ではなく通常の採用試験を受験します。

自治体の経験者採用枠は倍率がものすごく高いからです。

 

通常の採用区分だと、筆記試験のウェイトが大きくなります。

もう一度、公務員試験勉強をしなければいけないわけです。

 

公務員試験界隈では、一般職の本省採用は、地方公務員よりも難易度が高いとされています。

つまり転職組は、もっと難易度の高い試験に一度通過しているわけで、感覚さえ取り戻せば地方公務員試験は楽勝なのでしょう。

 

自治体側からしても、本省からの転職組は即戦力です。

筆記さえ通過してしまえば、よほどのことがない限りは合格できるでしょう。