官僚8
一般職採用の職員の場合、転職先は地方公務員が圧倒的に多いです。
一番人気は東京都庁、ついで関東の政令市、残りは出身地の自治体……といった順列があり、なるべく関東圏から離れずに地方公務員を目指すようです。
国家公務員から地方公務員に転職する場合も、一般の受験者と同じく、試験を受けなければいけません。
特別枠なんて存在しませんし、口利きもありません。
一般職からの転職組のほとんどは、経験者採用ではなく通常の採用試験を受験します。
自治体の経験者採用枠は倍率がものすごく高いからです。
通常の採用区分だと、筆記試験のウェイトが大きくなります。
もう一度、公務員試験勉強をしなければいけないわけです。
公務員試験界隈では、一般職の本省採用は、地方公務員よりも難易度が高いとされています。
つまり転職組は、もっと難易度の高い試験に一度通過しているわけで、感覚さえ取り戻せば地方公務員試験は楽勝なのでしょう。
筆記さえ通過してしまえば、よほどのことがない限りは合格できるでしょう。