田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

教訓5

これまでも何度か触れてきているとおり、本省は出世のペースが早いです。

一般職採用であっても、20代のうちに係長になります。

 

出向者が多い職場であれば、出向者のマネジメントは事務官の仕事です。

出向者たちは、20代前半の一般職採用の事務官から指示を受けて働きます。

 

このため出向者の多くは、年下のプロパー職員の下で仕事をすることになります。

 

役所は年功序列社会です。

自治体だと、たとえ職位的には逆転していても、年齢が上の職員の方が強いケースも多いです。

若くして課長に昇進した職員が、年齢的に先輩の係長に対しヘコヘコしているとか。

 

しかし本省は、年功序列よりも役職による上下関係の方がずっと強いです。

総合職と一般職という採用区分で上下関係が存在するように、プロパー職員と出向者の間にも、埋められない差が存在します。

 

若いプロパー職員の方々は、歳上の出向者に指示しなければいけないのを、少なからずやりづらく思っています。

とはいえ、プロパーの方々は、自ら手を動かしつつ出向者を「使う」のが仕事です。

 

「使われる」出向者としては、「使いやすい」よう恭順するのが、皆にとってベストでしょう。

年功序列のことは一旦忘れてください。