田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

官僚14

官僚と国会議員の関係というと、

  • 官僚は国会議員にいつも罵倒されて奴隷労働させられている
  • 国会議員のことを官僚は内心では軽く見ている

世間ではこういった印象が強いですし、地方公務員的にもこんな感じだと思っていました。

 

自治体職員と地方議員の関係がまさにこんな感じなので、同じような図式なんだと思っていました。

 

しかし本省に出向してみると、この図式は誤りでした。

官僚のことを大事にする国会議員もいらっしゃるし、官僚から尊敬・信頼されている国会議員もいらっしゃいます。

むしろ一部の国会議員の悪態がやたらとクローズアップされているだけで、紳士淑女のほうが多数派です。

 

「議員」という肩書きだけを見て、地方議員と国会議員を一括りにするのが間違いなのでしょう。

いくら「選挙で当選した」という事実が一緒であっても、地方選挙と国政選挙では難易度が全然違います。

大学受験に例えるなら、同じ「トップ合格」であっても、地方の弱小私立大と東京大学では、頭の出来が違って当然です。

地方議員と国会議員にも、それくらいの雲泥の差があるのです。