田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

教訓14

自治体勤務の場合、自分が異動するかどうかは、実際に内示されるまでわかりません。

そのため、引継ぎ資料は内示された後、つまり3月下旬に慌てて仕上げる羽目に陥ります。

 

一方、出向者が本省で働くのは、せいぜい2年です。

(割愛の場合は最長4年間居られるらしいですが、多分レアケースです)

言い方を変えると、次の異動日が最初から決まっており、引継ぎ書の作成締切日が最初から決まっているわけです。

 

いずれ作らなければいけないわけですから、引継ぎ書の作成はなるべく早くから着手することを強く勧めます。

ギリギリになってから作業しようとすると、往々にしてうまくいきません。

 

本省の場合、1月から3月にかけては通常国会対応があります。

質問が当たらなければ普段通り仕事できますが、もし大量に被弾すれば、国会対応だけで土日含めて潰れます。引継ぎ書を作っている暇なんて全然ありません。

 

現に、私の前々々々任者あたりの時代に、国会対応で忙殺されたせいで引継ぎ資料が作れなかったという事件があり、後任者が自らの引継ぎ書の中で愚痴っていました。

 

他にも、年度途中でダウンして、引継ぎ書を作る前に休職するかもしれませんし、ダウンしないまでも満身創痍で仕事が手につかなくなるかもしれません。

 

後任に仕事を引継ぐことも含めて、出向者の役目です。

時間を見つけて少しずつ進めてください。