田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

出向者26

年が明けた頃から、出向者たちの表情がどんどん暗くなってきています。

出向を終えて自治体に戻った後の配属先問題が現実味を帯びてくるからです。

 

配属先に関しては、自治体勤務と比べれば格段に大変な出向生活を終えて「次くらいはのんびりしたい」という人もいれば、「出向で得た知見を早く現場で活かしたい」というギラついた人もいますし、「金輪際この分野とは関わりたくない」と絶縁宣言をする人もいます。

最大派閥は圧倒的に「のんびりしたい」派です。

 

ただみなさんご存じのとおり、出向経験者が暇な部署に配属されるのはごく稀です。

どうせ忙しい部署に放り込まれるに決まっています。

 

そのため、「のんびりしたい」と語る口調は、「宝くじ1等当たったら仕事辞めたいな」くらいの投げやりな感じです。

 

4月からは新しい地獄が始まるという暗澹たる将来が、着実に接近しつつあるのです。