田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務72

私の担当業務は、1月半ばの幹部報告をもって終了します。

ここから先は、主に他の職員のお手伝い、主に国会関係の雑用が私の仕事です。

 

今年の通常国会は初っ端から大荒れでした。

国土交通省の建設受注統計の書き換えと、各省の国会提出資料のミスという、省庁側の落ち度が発覚していたからです。

野党を中心に、政策や法案の中身ではなく、こういったミスに関してジクジクと攻撃するだけの質疑が相次ぎました。

 

これらの問題に議員の関心が向いたため、真っ当な質問が激減しており、私の課も例年より被弾せずに済んでいるのですが、担当レベルではむしろ例年よりも作業が増えています。

これ以上、省庁側のミスで国会を騒がせないよう、国会提出資料のチェックが厳格化されたからです。

 

どんな細かい資料であれ、少なくとも課内でトリプルチェックを経たのち、あえて中身を知らない別の課の職員にチェックしてもらい、「素朴な疑問」をもらって修正をはかる……というプロセスが半ばルール化されたため、例年の資料リバイスであっても作成に半日弱かかる有様です。