田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

内示1

私が出向することは、正式な内示日までは秘密です。
少なくとも私の口からは絶対に他言してはいけないと念を押されました。
業務上必要な職員に限り、課長から個別に伝えていたようです。

 

たとえば課の人事担当職員は、かなり早い段階に知らされていたようで、私が応諾した日の翌日から色々な書類作成を依頼してきました。
直属の上司である係長にも伝えられていたようで、定時後にこっそりと「月末ぎりぎりの仕事は自分が代行するから、遠慮なく振ってくれ」と言われました。

 

例年であれば、仲のよい職員にこっそり打ち明ける(もちろん他言無用)くらいは黙認されるようなのですが、今年はこれも絶対駄目だと釘を刺されました。
どうやら人事側としては、新型コロナウイルス感染症の拡散防止のため、送別会をやらずに済むようにしたかったようです。

 

私の場合は、たとえコロナ騒動が無い時代であっても、送別会でワイワイやるよりもソロで行きつけの店に挨拶しに行きたい派(今回は自粛しました)なので、積極的には打ち明けなかったでしょう。


とはいえ、内示オープン日以降に「出向するなら教えてくれればよかったのに〜」と言われるたび、「いや人事から止められてて……」と言い訳できたので、かなり気が楽になりました。
本音は「いや送別会されるのが面倒で……」なんですけど、流石に言えない。