田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

給与3

地方公務員だと、「本省出向は大変だけど残業代でめっちゃ稼げる」という認識の方も多いでしょう。

 

確かに残業はたくさんありますし、(もちろん推奨はされませんが)仕事関係の本を読んだりして自発的に残業しても、自治体のように非難はされません。

そのため、やろうと思えば、相当長時間の残業を計上できるでしょう。

 

ただし、全員がちゃんと残業代が支払われるとは限りません。

研修生の場合、残業代を含め給与の支払いは出向元自治体が行います。

つまり残業代は「出向元自治体のルール」に従って支給されます。

 

過去の研修生が残した資料を見る限り、満額支給が保証されている太っ腹な自治体もあれば、24時以降の残業分しか残業として認めない自治体、月30時間が上限の自治体……など、様々な運用形態がみられました。

 

「残業代でめっちゃ稼げる」のはあくまでも一部。

ひたすらタダ働きを強いられている研修生も、現実には少なからず存在するのです。