田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

職位23

一般職採用の職員でも、課長補佐級の「〇〇官」に着任するケースもあります。

一般職が座る「〇〇官」ポストがある、と表現したほうが正確かもしれません。

 

課長補佐級は、一般職採用の職員の最終到達点であり、中でも課長補佐級の「〇〇官」は、一般職採用の出世コースの頂点です。

同期に1人レベルですらなく、前後2〜3年に1人のレベルの、圧倒的出世勝者です。

 

総合職と比べ、一般職は人事異動の幅が狭く、本省採用であれば同一の局内を回ることが多いです。

そして一般職で「〇〇官」まで登りつめるような方は、誰よりも局内在籍年数が長く、知識も人脈も豊富で、まさに「生き字引」のような存在になります。

 

年齢的には50代後半で、総合職の〇〇官と比べればずいぶん年上になります。

局内の課長級よりも年上であり、かつ知識も人脈も豊富となると、いくら職位的には下とはいえ、管理職も配慮をせざるを得ないのでしょう。

局内に及ぼす影響力も大きく、このポジションのキャラクター次第で局内の雰囲気がだいぶ変わる……とも聞きます。