職場環境9
エリート社会人にとってエクセルは必須ツール……というのが一般常識ですが、本省の場合は少し異なります。
霞が関におけるエリートである「総合職採用」にとって、エクセルはもちろん重要なツールですが、自らエクセルを使って作業するわけではありません。
むしろエクセルを使う仕事は一般職や出向者に「指示してやってもらう」ものです。
総合職しか使わない、総合職ならではの仕事は、一太郎を使う「法制執務」です。
こちらの仕事は誰かに任せるものではなく、総合職自らが手がけるものです。
総合職で採用されるような方は、皆さん立派な大学を卒業しているはずです。
同級生たちは一流企業でバリバリとエクセルを使いこなしている一方、自分たちは一太郎と向き合っているわけです。
内心どう思っているのか、ちょっと気になるところです。