官僚2
本省の男性職員の既婚率の高さには、色々な原因があるのだろうと思われます。
私が個人的に濃厚だと思っている理由は、「既婚でないと本省の激務に耐えられない」説です。
本省は深夜残業が続くハードな職場です。
食事をはじめ、家事面を独力でこなすのは非常に大変で、どこかで破綻してしまいかねません。
例えば食事だと、外食やコンビニ飯が続いて栄養バランスを崩し、健康を害してしまうでしょう。
本省の激務を続ける体力を維持するためには、パートナーの支えが必要なのです。
加えて、本省の業務は、精神的にも負担が重く、ストレスの多い仕事です。
精神的な支えとしても、パートナーの存在が欠かせないでしょう。
生活面と精神面、この二つの意味でパートナーの支えがあれば、仕事にも万全の体制で臨むことができ、成果も上がるため、結果的に組織からの評価も高まるでしょう。
つまり、既婚者の方が仕事ができ、組織からの評価も高いので、本省に残ることができるのです。
未婚者は「既婚者に負ける」ことで、本省から外れていくのでしょう。