田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

教訓15

業務面に関していろいろと教訓を書き連ねてきましたが、あえて一言にまとめるならば、

 

「自分は脇役だ」という意識で行動せよ

 

に尽きると思います。

 

本省においては、自治体からの出向者は脇役です。

原則1年(長くて2年)契約の有期雇用で、能力にバラツキあり、残業させてもいいけど難しい仕事は振れない……等々の性質からして、誰も出向者に「メインプレイヤー」としての働きを期待していません。

本省組織を動かすのはあくまでもプロパー職員であり、出向者はその補助役です。

指示された担当業務を完璧にこなすのが、出向者の役割です。

 

ただし、出向してくる職員の中には、自治体でバリバリとメインプレイヤーを務めていた方も多く、本省でも引き続きメインプレイヤーとして働けると「勘違い」している人も少なくありません。

こういうタイプが、やたらと自分の体験談を披露したり、本省の流儀に従わずに自分のやり方を通そうとしたりして、職場の雰囲気を乱します。

 

あまりうまい例えでないことは承知で書きますが、もしあなたの職場の会計年度任用職員の方が、担当業務をほっぽり出して延々と「べき論」を語っていたら、どう思いますか?

「黙って手を動かせ」と思いませんか?

 

意識の高い出向者は、こういう「勘違いくん」に陥りがちです。

そうならないために、「自分はメインプレイヤーではなく脇役」「淡々黙々と作業するのが使命」と肝に免じましょう。