田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

教訓7

本省では、不明点は自分で調べて解決するのが基本です。

他者に質問するのは最後の手段であり、極力避けるべきです。

 

本省職員は皆忙しく、自分の仕事だけで精一杯です。

他人からの質問に構っている時間はありません。

 

さらに、本省の仕事はポストごとに代々引き継がれているものが多く、たとえ直属の上司であっても内容を把握しているとは限りません。

「聞かれてもわからない」というケースが往々にして発生するわけです。

 

出向者の仕事は基本的にルーチンワークであり、新たな問題にぶち当たったように思われても、案外過去に類似案件があったりします。

「温故知新」という諺のとおり、過去の資料にヒントが眠っていることが多いのです。

 

疑問点があったら、まずは過去資料を総ざらいして調べてください。

この「調べる」作業と、後述する「確認する」作業のために、出向者は長時間残業しているようなものです。

 

どうしても独力では締切までに仕上げられないとか、ものすごい急件で大至急答えが必要な場合とか、特定個人しかわからないとか、こういった特殊事情が無い限りは、人の手を借りるのはNGです。

迂闊な質問をすると「調べれば出てくると思うけど」と冷笑されます。