田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務35

プロパー職員の方々にとって、「霞が関用語」は日常の一部です。

知っていて当たり前ですし、そもそも馴染みすぎて、自分たちが「霞が関用語」と呼ばれる独特なボキャブラリーを用いているという認識が消失しているかもしれません。

 

そのため出向者は、着任初日から「霞が関用語」混じりの指示を出されます。

もちろん解説はありません。

 

引き継ぎ資料として「用語集」が作られている席もあるかもしれません。

ただし「用語集」を過信しすぎてはいけません。

言葉は生き物であり、常に変わっていくからです。

 

特に、単語に含まれる機微なニュアンスは、時とともにどんどん変容していきます。

情報をアップデートできず、過去の意味のままだと思い込んでいたら、とんでもない誤解につながりかねません。

 

ちょっとでも意味が危うい単語を使われたら、気が引けても「尋ね返す」ことが重要です。

遠慮する必要は無いと思います。

誤解したままでいる方が、のちのち大惨事の原因になるからです。