田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務36

厳密には「霞が関用語」ではありませんが、印刷関係の業界用語にも注意が必要です。

 

色々な冊子類の原稿作成も、本省の重要な仕事です。

本省では、自治体でも使っている「〇〇の手引き」のような小冊子や、「●●白書」のような年報など、様々な印刷物を発行しています。

私自身、すでに5種類ほどの原稿を作成しました。

 

これらの原稿作成業務は、各担当が自分の所掌事務について作成したものを総括担当が取りまとめ、何度かの校正を経て印刷……という流れで進んでいきます。

原稿作成作業まではパソコン作業であり通常の事務仕事ですが、総括担当の取りまとめ作業以降は、印刷会社とのやりとりがメインになります。

 

印刷会社は民間企業であり、しかも歴史と伝統のある業界です。

そのため、印刷会社とのやりとりは、一般的な役所仕事とは異なるフローで進んでいきます。

 

その最たるものが「印刷用語」です。

「ゲラ」などの聞き慣れない単語、さらには校正記号に関する知識も必要になってきます。

 

幸い、霞が関用語とは異なり、印刷用語はしっかり体系化されていて、インターネットで検索すればすぐに意味がわかります。

手間を惜しまずにきちんと調べれば問題ありません。