田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

出向者30

もしこのブログを読んでいる自治体の人事担当者がいたら、出向経験者への過大な期待を捨てていただきたいです。

 

これまでの記事で紹介してきたとおり、出向者は大した仕事はしていません。

大量の細かい作業をこなす時間が圧倒的大部分であり、作業そのものの難易度はさほど高くありません。

 

締切のスケジュールを調整するのが大変で、ここは勤務経験が物を言うところですが、作業そのものは会計年度任用職員でも回せます。

 

本省出向は、「量をこなす」修行にはなれど、「質をこなす」修行には全然なっていません。

忙しい部署の採用3年目くらいの職員の方が、よほど高度な仕事をしています。

 

人事担当者としては、出向によりキャリア官僚のような仕事を経験して一皮剥けて帰ってくるものだと認識しているのかもしれません。

しかし実際はむしろ会計年度任用職員のような仕事をしています。

 

本省出向の実態をしっかり踏まえ、適性に応じた人事配置をお願いしたいです。