給与10
ボーナスの時期になると「公務員のボーナスは恵まれすぎている!」みたいな報道がなされ、SNS上での公務員叩きが激化するのが恒例となっています。
ただ今年度の12月ボーナスは、別の意味でもニュースになりました。
今年度の人事院勧告で下がった分を、12月のボーナスではなく、来年6月のボーナスからまとめて減額するというイレギュラーな運用になったのです。
地方公務員にとってはあまり関係のない話題かもしれませんが、国家公務員にとっては非常に重要な話題となりました。
来年6月のボーナスから減額されるということは、来年6月のボーナス支給時期までに退職すれば、減額されないわけです。
国家公務員の場合、地方自治体や外郭団体への出向という「形式的な退職」が多く、「減額を回避できるかもしれない」という希望を誰もが抱けるのです。
令和4年4月1日の異動は、例年以上に注目されることでしょう。