業務43
自治体からかかってきた電話に本省職員が対応する場合、いわば受動的対応の場合でも、「即レス主義」は遺憾無く発揮されます。
自治体職員であれば、「本省に電話したら煮え切らない回答しかもらえなくて困った」という経験が、誰でも一度くらいはあると思います。
これがまさに「即レス主義」に基づく対応です。
「電話での質問は即時回答しなければいけない」という刷り込みがあるために、記憶している情報だけでなんとか回答しようとするのですが、記憶が定かでなかったり、そもそも初めて聞くような質問だった場合、それでも手持ちの記憶をつぎはぎして回答しようとするために、煮え切らない回答になってしまうのです。
こう書くと、自治体の職員的には「正確なことが知りたいのに不親切だ」と思うかもしれません。
しかし本省職員としては、「電話でのオーダーしてくるのは至急案件」という前提があるために、とにかく素早く回答する努力こそが親切なのです。悪意は全くありません。
本省職員から正確な情報を引き出したいのであれば、電話ではなくメールで問い合わせることを勧めます。