田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務43

自治体からかかってきた電話に本省職員が対応する場合、いわば受動的対応の場合でも、「即レス主義」は遺憾無く発揮されます。

 

自治体職員であれば、「本省に電話したら煮え切らない回答しかもらえなくて困った」という経験が、誰でも一度くらいはあると思います。

 

これがまさに「即レス主義」に基づく対応です。

「電話での質問は即時回答しなければいけない」という刷り込みがあるために、記憶している情報だけでなんとか回答しようとするのですが、記憶が定かでなかったり、そもそも初めて聞くような質問だった場合、それでも手持ちの記憶をつぎはぎして回答しようとするために、煮え切らない回答になってしまうのです。

 

こう書くと、自治体の職員的には「正確なことが知りたいのに不親切だ」と思うかもしれません。

しかし本省職員としては、「電話でのオーダーしてくるのは至急案件」という前提があるために、とにかく素早く回答する努力こそが親切なのです。悪意は全くありません。

 

本省職員から正確な情報を引き出したいのであれば、電話ではなくメールで問い合わせることを勧めます。