田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務44

自治体は基本的に「拙速」よりも「遅巧」を重視する組織です。

とにかく間違えないことが重要です。

 

一方で本省は、これまで紹介してきたとおり「即レス主義」という文化が根付いています。

間違えないことは大前提で、かつ速さを重視するのです。

 

このような業務のスピード感のギャップは、そのままプロパー職員と出向者の仕事への意識のギャップになります。

 

プロパー職員からすれば、出向者の仕事はトロくさくて仕方ないです。

一方、出向者からすれば、プロパー職員の皆さんは四六時中どうして焦っているのだろう?と疑問を抱いています。

 

「郷に入りては郷に従え」ということわざの通り、本省にいる間は「即レス主義」が正解です。

たとえ「明後日までに教えて」と猶予を与えられた案件であっても、指示通り明後日に回答していては職員失格。

とにかく急いで回答するのがマナーです。

 

「即レス主義」に順応することも、出向者にとっては成長の一部かもしれません。