田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務49

これまで何度も触れているとおり、プロパー職員の方々と比べると、出向者は仕事が少ないです。

それでも残業時間は大差ありません。

 

これは、上司の確認待ちに時間がかかるからです。

いわゆる「待機時間」が、出向者は長いのです。

 

基本的に出向者は、自分だけで業務を完結させることができません。

プロパーの同僚や上司の確認を経る必要があります。

この確認に時間を要します。

 

確認する側の上司からすると、部下の残業時間が伸びて仕事のアウトプット量が増えると、その分だけ確認しなければいけない量も増えます。

例えば部下が3人いて、それぞれ100時間残業したとしたら、上司は3×100=300時間分のアウトプットを確認しなければいけないわけです。

 

繁忙期には部下の残業時間が膨大になり、確認業務の量が爆発的に増えるので、どうしても時間がかかってしまうのです。

とは言え、出向者という外部の人間に権限を委譲するわけにもいかないので、確認プロセスを省略することもできません。

 

このような単純な図式が、繁忙期には大いに影響してくるのです。