田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務74

国会質疑では議員あたりの持ち時間が決まっており、事前通告された問が全て実際に問われるとは限りません。

私の体感では、通告した分のうち、実際に問われるのは7割くらいだと思います。

 

「通告したのに問われない問の割合」も、自治体議会と国会の大きな違いだと思います。

 

省庁側からすると、作成した答弁が「お蔵入り」になるケースが頻発している、と言えます。

プロパーの方々は、こういうケースを「流れた」と呼んでいます。

 

私の場合、「流れ」はありがたいものです。

ひょっとしたらこの答弁のせいで炎上騒ぎが発生するかもしれないわけで、そのリスクが消滅したことをまず喜びたいですし、何よりテープ起こしのような事後作業がなくなるからです。

 

一方、プロパー職員の方々は、「流れ」に対して心底残念そうにしています。

「ちゃんと準備したんだから答弁させろ」と言うのです。

根本的に意識が違います。