職位6
係長の仕事には、大きく分けて
- 係員と管理職のつなぎ役
- 国会対応
- 係の一員としての自分の担当業務
- 突発的業務の対応
といったものがあります。
上2つは自治体の係長と同じですが、下2つは本省独自の要素だと思います。
ヒラの係員と同じく、係長にも「自分の担当業務」があります。
さらに、管理職からの急な業務オーダーは、基本的に係長が対応します。
つまり本省の係長は、係員に指示を出して「作業させる」立場であると同時に、自ら「作業する」立場でもあるのです。
業務の比重としては、係員のマネジメントよりも、「作業する」役割のほうが大きいかもしれません。
特に出向者の多い係だと、係内のマネジメントはプロパー係員の方が担当し、係長は突発的業務対応専属というケースもあります。
自治体の係長は、(少なくとも私の自治体では)担当業務を持っていません。
最大の役割は係員の業務をチェックすることです。
よほどの緊急事態でない限り、係長自ら作業することはありません。
本省の係長は、自治体における「主任」と「係長」の中間と言えるでしょう。
ある意味、「自治体の係長のほうが偉い」のかもしれません。