田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

職位6

 係長の仕事には、大きく分けて

  • 係員と管理職のつなぎ役
  • 国会対応
  • 係の一員としての自分の担当業務
  • 突発的業務の対応

といったものがあります。

 

上2つは自治体の係長と同じですが、下2つは本省独自の要素だと思います。

 

ヒラの係員と同じく、係長にも「自分の担当業務」があります。

さらに、管理職からの急な業務オーダーは、基本的に係長が対応します。

 

つまり本省の係長は、係員に指示を出して「作業させる」立場であると同時に、自ら「作業する」立場でもあるのです。

業務の比重としては、係員のマネジメントよりも、「作業する」役割のほうが大きいかもしれません。

特に出向者の多い係だと、係内のマネジメントはプロパー係員の方が担当し、係長は突発的業務対応専属というケースもあります。

 

自治体の係長は、(少なくとも私の自治体では)担当業務を持っていません。

最大の役割は係員の業務をチェックすることです。

よほどの緊急事態でない限り、係長自ら作業することはありません。

 

本省の係長は、自治体における「主任」と「係長」の中間と言えるでしょう。

ある意味、「自治体の係長のほうが偉い」のかもしれません。