田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

職位8

一般職採用の方の場合、10年前後にわたり係長級を務めることになります。

本省で係長を務める時点で、皆様優秀な方であることは間違いないと思いますが、それでも10年間の経験は大きく、新人係長とベテラン係長では、能力に大きく差があると思われます。

 

そのためなのか、役職的には同じ「本省の係長」でも、明確に序列があります。

新人係長しか着任しない係長ポストもあれば、ベテラン係長しか就かない係長ポストもあるのです。

 

ベテラン係長ポストは、課のみならず局全体を動かすような仕事を担当しています。

他の係長に指示を出す仕事も多く、マネジメント要素が強いです。

 

一方、新人係長ポストは、係だけで完結するような専門的な仕事が多いようです。

自分自身が専門家として作業することも相当求められています。

 

 

私の自治体だと、このような係長間の序列は存在しません。

管理職昇進寸前のベテラン係長の後任が、係長級に昇進したばかりの新人係長……というケースもざらにあります。

 

自治体職員としては、「本省係長は一枚岩ではない」ことを頭に置いておく必要があると思います。

同じ「本省係長」からの連絡であっても、「新人係長」と「ベテラン係長」では、重みが全然違います。